花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス:総括

最終回の2時間スペシャルを観る機会がなかなか訪れなかったのですが、今日ようやく観ました。原作コミックは読んでいない状態で観始めたドラマでしたが、非常に楽しめました。
佐野が公式の大会でジャンプして、瑞稀の当初の目的は叶ったわけです。しかし、このかけがえのない時間の中で築いてきた人間関係をすぐに手放せるはずもなく、瑞稀は仲間に囲まれて楽しく学園生活を送っていきます。
しかし幸せな時間も長く続くはずもなく。佐野や中津の頑張りもむなしく、瑞稀が女だということが学園中に知れ渡ってしまうのです。裏切られた気分になったクラスメイトや寮の仲間は、瑞稀を冷たくあしらうのですが、やがて「瑞稀は瑞稀だから」と思い始めた人から瑞稀を赦していくことになります。
最終的には大団円で終わっていくのが感動的でした。色々あったけど、皆が瑞稀のことを大切に思ってくれたということです。中でもジャンプに復帰した佐野や、人間として瑞稀に強く惹かれた中津との絆、最後の言葉の掛け合いは見ものでした。
キャラでは中津が気に入りました。演じていた生田斗真はこのドラマで初めて知りましたが、彼のノリのよさがドラマをコメディ方面に走らせるのに大きく貢献しました。また、そんな中津が急にシリアスになったりするギャップもまた、良かったと思います。
それとは別に、佐野の変化もこのドラマでの大きなポイントでした。最初はやさぐれて瑞稀にも冷たい態度を取る佐野が、徐々に瑞稀の一生懸命さに惹かれて様々なものと向き合い始める成長振りですね。
機会があれば、原作も読んでみようと思いますが…20巻以上あるんですよねぇ。なかなか手が出そうにありません。
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