ロッキー4/炎の友情(映画)

ずーっと前に日曜洋画劇場で録画したのを、今日ようやっと観ました。
私はこれまで「ロッキー」シリーズは一つも観ていなくて、知っていることと言えばせいぜい、ボクシングのお話だとか、シルヴェスター・スタローンが主演だとか、その程度でした。とりあえず番組前にシリーズ1〜3作目までのあらすじが流れたので良かったですが。
物語は、妻のエイドリアンや息子と共に暮らしていたロッキーの元に、ソ連からの挑戦者が名乗りを上げるところから始まります。彼はイヴァン・ドラゴ、ソ連のアマチュア王者でした。
対戦を受けるのはロッキーのライバルで、親友でもあるアポロ・クリード。舞台はラスベガスで、エキシビション・マッチを行います。しかしショーになるはずだった対戦は、ドラゴがアポロを死に至らしめてしまったことで惨劇に。ロッキーは、アポロの復讐を胸に誓います。
因みに、タイトルで言われる「友情」とは、このアポロとロッキーの友情のことです。前作までは宿敵だったアポロと拳で語り合って親友となったようですね。
ドラゴとの対戦はクリスマスに開催決定し、ロッキーは山小屋で厳しい訓練を重ねます。一方のドラゴは、科学的トレーニングで身体作りに励んでいました。
試合はソ連で行われ、ロッキーは激しいブーイングの中で戦い始めることになります。ドラゴの殺人パンチを多く受けても倒れず、またダウンしても即座に立ち上がるガッツを見せるロッキー。ところどころで反撃の糸口を掴み、じわじわダメージを与えます。
そして最終ラウンド、ロッキーはドラゴをノックアウトし、勝者インタビューで「誰でも変わることができる」と力説。会場を拍手の渦で包んだのでした。
私は結構面白かったと思うのですが、この作品はゴールデンラズベリー賞を受賞してるんですね。スタローン自身が主演かつ監督も行っていますが、両方で受賞。そんなに不人気だったんですか…。
冷徹な完璧マシーンのドラゴに挑む、不屈の闘志ロッキーという構図が良かったのと、ボクシングによくあることですが特訓のシーンが気に入ったので残念です。
因みにこの作品、サントラも人気があるようですね。確かにRock/Popsの良い感じの曲が多くて、お話をスリリングに盛り上げてくれたと思います。気が向いたら探してみようかと。
また蛇足ですが、作品の前後で行われる評論で淀川長治の映像が流れ、思わずホロリです。