風林火山:いざ川中島

遂に上杉軍が川中島に向けて出陣したところからです。手薄な海津城を心配する武田軍の家臣もいますが、今回が最終決戦になりそうだとお互い思っているため、本来の目的を守るためには上杉軍も海津城を無視するだろう…という読み。
結局、武田軍は信玄の意思により、前に出て戦いを挑むことを決意します。
勘助は戦の準備をする合間に、由布姫の墓参りをします。この時、不思議なことに由布姫の幻が現れ、勘助に「行ってはならぬ」と哀しそうに忠告するのです。そのすぐ後に、勝頼が初陣の報告のために墓を訪れます。勘助は勝頼に嘘をつき、まだ初陣させない意思を伝えました。
川中島に侵攻した上杉軍は、武田軍の後ろにある妻女山に本陣を構えます。山の上に陣取って退路を絶たれる形になった上杉軍ですが、信玄はこれを誘いの罠だと見抜き、山の麓でじっくり待つ構えを見せました。
両軍とも、焦って先に飛び出した方の負けだと悟っていたのです。また、本陣同士の対決でなければ、この戦いに決着はないという覚悟もありました。
戦まであと少しに迫った折、深手を負って行方不明となっていた原が見つかります。農家で匿われているとの知らせを受け、勘助は早速向かいました。
「おふく」という老婆に治療を受け、生死の狭間から蘇った原。勘助はおふくに褒美を与え、川中島の近くに発生する霧の情報を得ます。それはなんと、翌日。急に迫った決戦の時に、勘助が武者震いするところで終了です。
いよいよ大きな戦が始まるわけですが、今回は由布姫の幻が現れたシーンに興味を惹かれました。あそこで勝頼を行かせたら、討ち死にするような予感があった…ということを表現しようとしたんですよね。
次回でいよいよ戦いが幕を開けます。多くの武将が倒れていく、総力戦に期待しましょう。
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