夢の共演!高橋多佳子とヤングピアニスト
地元のイベント情報を見ていて、チケ代の破格の安さに惹かれて行きました。場所はプラザイースト、今日は10周年特別企画ということでした。
プラザイーストには何度か足を運んでいるのですが、ここは珍しくベーゼンドルファーのピアノを置いているんですよね。私が行くホールの多くは、殆どスタインウェイを置いているように感じるのですが。
さて、コンサートの内容はタイトルのとおりだったわけですが、「ヤングピアニスト」というのは小学1年生から高校生まででした。デビューしたてくらいの人が来るかと思っていたので、そこは意表を突かれました。
というか、7歳の女の子たちは、出てくるだけで可愛らしいんですよね。その子達が一生懸命にピアノに向かう姿は、共演の高橋さんならずとも、お客さん全員に伝わったのではないでしょうか。もちろん、演奏も立派なものだったことを追記しておきます。
良かった曲としては、初めて聴いたのですがスラブ舞曲の第8番。舞曲らしい激しさというか、勇ましさが良かったですね。その前の第10番がゆったりして、どちらかと言えば優雅な曲だったこともあり、両者の個性が目立つような流れだったと思います。
そして最後は高橋さんの3曲。ベタではありますが、私はやはり幻想即興曲が大好きです。ヴァイオリニストであればツィゴイネルワイゼン、ピアニストであれば幻想即興曲で個性を見るのが楽しくて。
正直、最初は侮っていた部分があったのですが、終わってみれば楽しめたコンサートでした。「のだめ」効果でコンサートに足を運ぶ人も増えている昨今、こうした気軽なコンサートがたまにあると良いと思います。