もやしもん:総括

ようやく最終話まで観ました。コミックも1巻くらいしか読んでいない作品ではありますが、面白かったんですよね。
あらすじとしては、今年から東京の農大に入学した「沢木直保」が様々な人と出会い、また学園生活を戸惑いながらも楽しんでいくようなお話です。…と書くと普通の学園モノっぽいですが、直保には「菌が見える」という才能があり、これを主軸にしています。
直保の周囲にはキャラの濃い人々が集まります。特に印象に残っているのは、直保の祖父と知り合いの樹教授。変人ではありますが菌に詳しく、直保も彼のゼミに入り浸ることになります。
この作品をご存知の方なら、菌のかわいさに惹かれていることでしょう。味噌を発酵させる菌の「オリゼー」は直保の肩に乗って色々喋りますし、私もお気に入りです。この菌たちが一斉に動き出すのが、本来なら気持ち悪いものだと思いながらも、楽しみながら観ていました。
ただ個人的には、アニメ化するにあたっての制約あれこれが話を変えてしまった部分もあった、と。特に、直保の親友の蛍が、未成年なので日本酒の試飲ができないという部分が残念ではありましたが、現状を考えるとわがままなんでしょうね…。
もっとも、他の部分でストーリーとして、またトリビアとして楽しめる部分も多かったので、「作品として」の評価は面白かったと思います。
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