2008/03/22

金曜日にお休みを取って、宮城県作並温泉に一泊二日の旅行をしてきました。旅行については後述しますが、例によって長いです。
で、今日は旅行中に酷かった花粉症の疲れを癒すべく家にいました。外に出ても酷い時期なので、あまりはしゃぎすぎも良くないですね。
お昼だけ外に行き、親の主導で「かみや鮨」で食べました。たまに行くのですが、私はここより旨い鮨を食べたことがありません。浦和にお越しの際は、お声掛けくださればお連れします。(最寄り駅は南浦和駅
(参考:http://www.amatias.com/asp/insyoku.asp?r_code=R0000667

出発〜仙台駅

今回は大宮駅〜仙台駅間を「やまびこ」で移動しました。東北や北陸に行くのは、大宮駅から新幹線を使えるので便利なんです。生憎の天気でしたが、花粉症の私には好都合とも言えました。
さて、1時間半もすれば仙台駅に到着。真っ先に向かったのは、旅行前から是非とも食べたかった牛タンということで「きすけ」に。仙台駅3階の牛タン通りにあります。
カウンター席に着いて、最もスタンダードな「牛たん定食(しお)」を。牛タン焼に麦飯、テールスープと漬物がつきます。非常に満足しました。
(公式:http://www.kisuke.co.jp/

仙台市内巡り

食事の後は、市内巡回バス「るーぷる仙台」を使って観光名所巡り。便利な一日乗車券を使いました。
(公式:http://www.kotsu.city.sendai.jp/bus/loople/loople.html
まずは、伊達政宗の霊廟である「瑞鳳殿」へ。ここは伊達家三代の藩主の霊廟があり「感仙殿」「善応殿」がそれに当たります。全体を森で囲まれた、静かで落ち着く場所でした。
資料館も併設されており、発掘された藩主の頭骨から作成した復元模型を展示していたり、感仙殿と善応殿の副葬品を展示しています。頭骨の傷などを調べたところ、政宗が隻眼だった確証は得られないそうです。
因みに、観覧できる「涅槃門」の色使いがかなり派手で、赤・青・緑の3色。私は「光の三原色」と思うより先に「PARCO」という言葉が頭をよぎりました。
(公式:http://www.zuihoden.com/
続いて、すぐ側にあるずんだ餅のお店「おたま茶屋」に。実は、ずんだ餅って初めて食べたかもしれないくらいなのですが、なかなかおいしかったです。枝豆は粗く潰して、甘くして餡を作っています。それを餅の上にまんべんなくまぶしてあるんですね。
個人的な好みはこしあんなのですが、これはこれでアリだと思います。良いものをいただきました。
(参考:http://rp.gnavi.co.jp/sb/3014402/
さて、続いて「仙台市博物館」へ。ここは先ほどの「瑞鳳殿」の副葬品も含めた、地元にまつわる様々な時代の資料を展示しています。それこそ、縄文時代から明治時代くらいまで。
伊達政宗の手紙の複製などもありましたが、文面が「酒を呑みすぎて注意された」など、微笑ましかったのが印象的でした。あと、雛人形の調度品は造りが細かく、唸らされました。
(公式:http://www.city.sendai.jp/kyouiku/museum/index.html

お宿にてのんびり

夕方頃に、仙台駅〜作並駅を「仙山線」で移動。途中に「愛子(あやし)」という駅があり、学ビジュ向きだと思ったのは秘密です。
作並駅から送迎バスにて送られ「ゆづくしの宿 一の坊」へ。若い人に人気の宿と聞いていました。各種サービスが嬉しいんです。今回は時間の関係など、あまり使いませんでしたが…。
ロビーは広々としており、お部屋も広くて綺麗でした。洋室に泊まったのですが、ベッドの他にソファも椅子もあり、非常にくつろげる場所です。
肝心のお風呂は、花粉症のため露天風呂はパスしたのですが、大浴場からの眺めもなかなかでした。夜・朝・朝と3回も入ってしまいましたよ。温泉旅行では何度も入るのが私のセオリー。
食事は、夜は「大根しゃぶしゃぶ」をメインに前菜などが数品つきます。どれも凝っていておいしかったです。朝は和食中心バイキング、こちらはいつも通りの2人前。
その他、特筆すべき点はチェックイン/アウトの時間。14:00イン、12:00アウトだったんです。時間の長さもそうですが、お昼までのんびりできるのは嬉しい。観光中心なら早く切り上げても良いですし、お部屋でのんびりもできます。今回は目一杯の時間を宿で過ごしました。
のんびりしたいあなたにも、色々楽しみたいあなたにもご要望にお答えするお宿、という印象です。個人的には値段以上のものを感じましたね。
(公式:http://www.ichinobo.com/sakunami/

ニッカウヰスキー工場

2日目には、ニッカの仙台工場を見学しました。国内ではここと、北海道の余市が見学できます。
仙台では、とうもろこしを主原料とする「グレーンウイスキー」の生産がメインのようです。また、モルトウイスキーとの混合である「ブレンデッドウイスキー」も。
見学できる施設は、モルトの貯蔵庫や、蒸留を行う「ポットスチル」の様子など各種あります。建物の中に入ることはできるのですが、容器は透明でないので、できていく様子はあまり見られません。
モルトを糖に変えて、それをアルコールに変えていく工程が最もわかるのは、途中で漂う匂い。花粉症のマスク越しでもわかる、饅頭をふかしたような匂いで、モルトが糖に変わる様子が思い浮かびました。
樽の貯蔵庫を見た後は、試飲もできます。アルコールは3種で「宮城峡10年」「鶴17年」「アップルワイン」でした。匂いが甘いのは鶴、呑み易いのは宮城峡という感じで、アップルワインは果実酒のようなねっとりした甘さでした。
ウイスキーにはあまり馴染みがないものの、工場見学そのものは楽しかったですし、試飲できたウイスキーもおいしかったです。とはいえ、お土産に買ったのはシードルなのですが…。
(公式:http://www.nikka.com/

総括

2日目はこの後、お土産を選んで、駅弁を食べて帰ってくるのみでした。因みに、駅弁は「独眼流政宗弁当」を食べたのですが、おいしかったです。
この旅行を通じては、全体的にのんびりできましたね。このこともあり、お宿を一の坊にしたのは大正解だったと思います。何と言っても部屋が過ごしやすく、お風呂もいつでも行けます。
観光地をあちこち駆け巡る旅行も楽しいですが、こうしてゆったりした時間を過ごすのも、日頃の骨休めになって良かったです。