2008/08/09

今日は大きなイベントが2つ。原画展と花火ですね。

原画展

日中は、浦和パインズホテル内のうらわ美術館で開催されている「ぐりとぐらとなかまたち 山脇百合子絵本原画展」に足を運びました。
「子供の頃に読んだ絵本」としては最も知名度の高い作品と言われる「ぐりとぐら」。1963年に最初の作品が発表されてから、シリーズとして幾つもの物語を2匹は運んできました。
挿絵を担当している山脇百合子さんは、絵本「いやいやえん」で挿絵デビューしているのですが、私はあまり山脇さんのことを知りませんでした。「いやいやえん」も読んでいませんでしたしね。
ぐりとぐら」を描くにあたっては、山脇さんは博物館でネズミの資料を見て描いた…といったエピソードもあり、皆に楽しんでもらえる作品を提供しようという努力と苦労の跡が見えます。
さて、「ぐりとぐら」と言えば何と言ってもカステラを作るシーンでしょう。あの黄色くて真ん丸い、見た目にふんわりしていそうなカステラは、誰もが覚えていると思います。かつて私は「絵本に登場したお菓子のレシピ」みたいな本も見たことがあるのですが、実質食べたいのはこれだけでしたし。
展示されていた絵本に混じってかるたが展示してあり、これに興味を惹かれました。絵札が展示してあり、読み札が近くの机に置いてあるんですね。お母さんの読み声に反応して子供たちが「あれ!」と指差す様子が微笑ましかったです。
本作を読んだことがない人には、とりあえず初代をまずお勧めします。あとは「えんそく」辺りが個人的なお気に入りですかね。最近の作品は絵柄も少し変わっており、また味が違ってくると思います。
蛇足ですが「ぐり」は青い大きな帽子を被った方で「ぐら」は赤い小さな帽子を被った方です。見分けポイントはそれくらいなんですが、意外と知られていなさそうな気が。
(公式:http://www.uam.urawa.saitama.jp/

花火大会

地元での花火大会、これのために旅行も1泊2日にしたくらい楽しみにしていました。
開始は10分程度遅れてしまいましたが、その分内容が濃縮された2時間だったと思います。見たことがない種類の花火も多数揚がりました。
覚えている範囲では、蝶やカタツムリの形をした花火。これは複雑そうですね。あと、薄紫色というか水色というか…見たことがない色の花火もありました。何を使って発色しているのか、気になります。大抵は金属の炎色反応で色を出しているはずですが。
また、多数の花火が少しずつ時間をずらして重なる様子がグラデーションのようで、これもレベル高かったです。数を多くすればできることなんでしょうけれど、こういう贅沢な使い方はあまり見ません。
他でも見たものとしては、スマイルやハート型、星型もありました。球形ではないので、こちらを向いたときはラッキーでしたね。
最後の方は若干尻切れトンボといった感じでしたが、全体的に派手な印象でした。満足。
座って食事をしながら見られる環境、毎年ありがたく思いながら見ています。来年も見られると良いなぁと。
(公式:http://www.scvb.or.jp/hanabi/