ドラムを叩いてきました

浦和パルコに行った目的はこれでした。ドラムセットが安く借りられるということだったので、市の施設であるコミュニティセンターの音楽室を借りまして、今日がその日だったというわけです。
思えば大学時代にドラムマニアを初めてプレーしてのめり込み、それ以来「いつかはドラムもやってみたいなぁ」というぼんやりとした憧れはありました。ただ、スタジオまで出て行くほどの熱意もなく、また自前でドラムなど揃えても維持できないという後ろ向きなところがあったんですね。コミュニティセンターに感謝です。
場所は10人規模の音楽室を借りて、3人で入りました。他にシンセサイザーを申し込んでいたので、色々と遊べたと思います。電子ピアノも申し込めば使えるようで、アンプもあるのでギターやベースを持ち込めばスリーピースバンドの練習くらいならできそうです。
ドラムセットは「ハイハット・スネア・タム×3・バス・クラッシュ・ライド」という組み合わせ。YAMAHA製品で固められていました。これ以上のセットがあってもどうせ使いこなせないので、良かったと思います。
とりあえず、最初は各パーツを叩いて音を見てみることに。

ハイハット
左手側にある、ビートを刻むためのパーツですね。ゲーセンではオープンで叩くため左手ですが、実際は手の位置が近すぎるので右手で叩きました。左足のペダルで開閉できるのですが、私の腕では刻みながら開閉するには至らず、閉じたまま使いました。「ツ・ツ・ツ…」というシンプルな音が叩く強弱で変わる様子が面白かったです。
スネア
私の好きなパーツで、平たく言えば小太鼓ですね。「トコトコ…」という音が出ます。スティックがどれくらい弾むのか確かめてみると、割と小さい力でも返ってくることがわかりました。私はロールを習得するまでに至りませんでしたが、上手くやれば素早く叩くこともできそうです。
タム
口径の大きさで音の高さが変わるパーツですが、ここでは3つでした。設置の仕方をきちんと見ていなかったのですが、ハイタム・ロータム・フロアタムだったような。ゲーセンとは大幅に配置が違うので、あれほどやった4刻みのドラムロールは全くできず。いや、できなくはないんですが粒が全く揃わずといった感じでした。上手くやれば、メロディっぽくなりそうですね。
シンバル
クラッシュとライドの2つがあり、強く叩けば「ジャーン」という大きな音が出ます。曲の流れにアクセントをつけられるわけですね。しかし、これもゲーセンでやった「リズムキープからのシンバル」が殆どできず。8ビートを叩くと必死すぎて、そこからシンバルに手が行きません。スネア4連からの繋ぎは不可能というほどでもありませんでしたが。尚、ライドの方が音が高かったですが、響きはクラッシュの方があった気がします。
バス
右足のペダルをキックすると地面に置いたドラムを叩いてくれる、最も音が低いパーツです。大太鼓ですね。「ドンッ、ドンッ」と力強く太い音が出ます。メタルといえばツーバスですが、そんなことは全くできないほど難しかったです…。ゲーセンでは「踏めばとりあえずヒットする」のですが、実際は踏む強度で音が変わるので。更に、8ビートを少しいじっただけで足を踏むのを忘れるなど、手足をばらばらに動かす難しさがありました。

ともかく、一つ一つのパーツを鳴らすだけでも新鮮な驚きがあったわけですが、コンビネーションができないことできないこと…。日頃、いかに画面上の譜面に頼っているかが良くわかりました。
とはいえ、2時間のうちに8ビートらしきものはできたので、キーボードに合わせてそれっぽい感じにはできたと思います。やはり、ただ叩くだけではなく、ある程度形が見えてくると楽しさが格段に増しますよね。
キーボードは何の楽譜を持って行くか前日に探すも、実際に数冊の楽譜からそれなりに演奏できたのは「ヘイ・ジュード」と「魔訶不思議アドベンチャー!」でした。両方ともドラムはうろ覚えでビートを取ったに過ぎませんが。
次の機会があるかはわかりませんが、もしあれば次はギターかベースを弾ける人を連れて行きたい感じです。もしくは、CDを再生できる機器を持ち込むなどして、曲に合わせた演奏を行うとか。
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