天地人:第3回「殿の初恋」

序盤はあまり観ていなかったので、ストーリーもおぼろげになりますが…。
上杉軍の会議で、今後の兵の進め方について議論が交わされていました。兼続は謙信に、武田軍の動きがおかしいことを指摘し、自軍を京都に進ませるべきと進言しました。これは兼続の主人である景勝の意見であるとした上でです。しかし謙信は、混乱する国内をまず平定すべきという景虎の意見を取り入れます。
その帰り道、兼続が引いていた馬が急に暴れだすというトラブルに見舞われます。その場は突如現れた女性によって解決するのですが、兼続はその女性が誰だか、その時は全くわかりませんでした。
その翌日、兼続は宴の席で昨日の女性が直江景綱の娘「お船(おせん)」であることを知り、青ざめます。無礼を詫びた辺りで、周囲から景勝に「踊れ」と声が掛かるものの、肝心の本人は動きません。景勝は踊りが苦手なのを知っている兼続は、地元の踊りを披露してその場を治めます。
そんなこんなで数日が経った頃、景勝は剣術の稽古でも動きが悪くなっています。景勝の妹の華姫は、それを恋の病だと見破り、その相手がお船だとこっそり兼続に告げます。
兼続は主人の役に立ちたい一心でお船に偽の手紙を送るのですが、結果としてそれは余計なお世話となってしまいました。
主人と気まずいまま出陣の日を迎える兼続ですが、これまでの自分の不甲斐なさを涙ながらに詫びます。景勝は咎めるでもなく「留守を頼む」と告げるのでした。
今回は、兼続のおっちょこちょいぶりがクローズアップされた回だったと思います。忠実な家臣ではあるが、まだまだ能力的には発展途上といったところでしょうか。
あと、泣き虫なところは変わっていない、という部分も取り上げられていたと思います。お船にもそれを指摘されていますし、今後もキーワードの1つになっていくのかもしれません。
まだ戦に関わっていない兼続の今後を、画面のこちら側から見守っていきたくなりますね。
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