女子高生:1〜3巻

著:大島永遠のコミックです。アクションおよび「コミックハイ!」で連載していたようです。私が読んだのは文庫版の4巻のうち、3巻までですね。話数で言うと46話まで。
あらすじとしては、私立の女子高「山咲女子学園」に入学した中学の仲良し3人組「高橋絵里子」「鈴木由真」「佐藤綾乃」らを中心とした学園生活コメディです。
結論から言いますが、この作品は、女子高生に憧れというか幻想を抱いている方にはお勧めできません。そう思った理由や、本作の内容、感想とかは以下に書いていきます。
内容として「女子高の生活」がメインに据えられているということで、内容も綺麗どころだけを切り取って紹介しているわけではありません。女子しかいないのだから羞恥心も薄れ、同年代の男子の前ではまずやらないであろう行為もかなり出てきます。
詳しい描写は避けますが、汚物、毛、生理ネタが苦手な方は十分に注意する必要があります。それをギャグとして流せるというか楽しめる人は、腹筋崩壊間違いなしです。
私は学生時代ずっと共学でしたが、この作品を読んで、共学で良かったなぁと痛感しました。或いは自分がこうした生活をしていた可能性も否定し切れませんしねぇ。
…と、ここまで作品を否定するような言葉が並んでしまいましたが、個人的には面白いと思いました。
絵柄は可愛らしいし、絵里子たちは基本的に全員が馬鹿で全力なので、見ていて楽しいというのが大きいです。誰か止めてやる人はおらんのか! と読者側がツッコミに回ることもしばしばかと。
好きなキャラは、3人組の中では綾乃ですかね。眼鏡に三つ編みという大人しそうな外見をしていますが、実際はエロ担当にされてしまっているギャップで。本人の責任は半分くらいだと思いますが。
それ以外まで範囲を伸ばすと、バカ軍団2軍の小川が可愛いです。あまり危害のない天然ボケというのと、見た目ちっこいからでしょうかね。
この作品の本領は第0話から発揮されているので、面白いと思うか否かはそこで決まるかもしれません。試し読みなどがあれば、ちょっと読んでみても良いかもしれません。但し、諸刃の剣であることはご承知の上で、ですが。