夜桜四重奏(ヨザクラカルテット):総括

この休みでかなりアニメを積み崩し、これも最終回まで見切ることができました。最初は知らない話だし正直期待もしていなかったんですが、結構楽しく観られました。
あらすじは、人間と妖怪が共存する町「桜真町」を舞台に女子高生で町長を務める「槍桜ヒメ」や「比泉生活相談所」のメンバーたちが、妖怪にまつわる事件を解決して町の平和を守るお話です。
所長の「比泉秋名(ひいずみあきな)」は、妖怪を元の世界に送る「チューニング」という能力を持った人間です。妖怪の中には桜真町の人間や妖怪に害をなす者もおり、ヒメや秋名たちが彼らを送るわけですね。
桜真町は「七郷」と呼ばれる7本の桜の巨木に囲まれる形で存在します。これが2つの世界を繋いでおり、花が咲くと自由に行き来できるようになってしまう仕組み。これを悪用しようとする「円神(えんじん)」との戦いが物語の中核となります。
円神は秋名の親友だった「七海ギン」の身体を乗っ取っており、まだ奥深くに意識も存在していました。そのことが秋名の判断を鈍らせ、町を危機に巻き込んでしまうことも。しかし最終的には別れを告げてチューニングします。
感想ですが、お話として桜をテーマにしているのが結構好きだなと。今は丁度、実際にも桜の時期ということもありますが、元々桜の花が好きなんですよ。花粉症がなければ花見も思い切り堪能したいくらい。
円神が徐々に七郷へと力を注いで花が咲いていく様子は、桜真町にとっては良くないことなんですが美しいシーンです。人物のアニメ塗りは驚くほどベタだったのですが、桜は気合が入っていたと思います。
あとキャスティングにも驚きました。福圓美里がヒロインで藤田咲もいるという時点で、私が日頃観ているアニメとは違う感じだったかなと。秋名役の梶裕貴は知りませんでしたが、黒執事でフィニを演じてたんですね。
観る前は絵の感じを見て切り捨て候補にしていたんですが、残しておいて良かったかなと。
(公式:http://www.tbs.co.jp/anime/yozakura/