とらドラ!:総括

2期まで放映したこの作品も、最終回まで観終えました。
あらすじは、目つきは悪いが人はいい主人公「高須竜児」と、手乗りタイガーと呼ばれる凶暴な女子「逢坂大河」を中心とした学園モノです。
最初のうちは、お互いの想い人がお互いの友人ということもあり、その関係を協力しようとするところから竜児と大河の関係が始まるんですね。しかし、一緒にいる時間も長いので気持ちは段々変わっていく…というのが肝です。
この作品、最初のうちは女性陣のキャストを見てとりあえず、という感じで観始めましたが、意外と男性陣の方にハマったかなと思います。竜児もそうですが北村とか。根が真面目な子が多いですよね。
竜児のマメさは異常なほどですが、見てると「ああいう嫁が欲しい…」と思ってしまうのは自然な流れなのではないかと。序盤は大河が羨ましく、軽い嫉妬心が芽生えるほどでした。その後、大河が可愛くなっていくにつれてコロッと騙される私はダメですのう。
それにしても、みのりんは当初と終盤ではイメージががらっと変わりましたよね。多分、ファーストインプレッションからの株の暴落が最も大きかったキャラなのではないでしょうか。段々可愛くなっていく大河とは逆に、段々黒い精神部分が見えてくる感じなので。
ともあれ、そうした部分も含めてキャラの心の機微を描写することに重きを置いた作品だったのかなと思いました。キャラ同士では「言えなくて伝わらない」ことが山ほどありましたが、視聴者側としてはもどかしく、またそういう部分が楽しかったのだと思います。
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