大相撲九州場所:総括

夕方には帰宅したので、幕内の取り組みは見ていました。今回は割としっかり見ましたね。
今場所は白鳳の優勝が14日目に決まってしまい、千秋楽の横綱対決が若干冷め気味になってしまった感はありましたが、個人的にはこの横綱対決がいつも楽しみです。
白鳳は年間勝利数も86勝で記録更新、これはとんでもないことになってしまいました。全勝優勝というだけでも凄いですが、何しろ今年は4回しか負けていないということになります。
相撲内容も毎回素晴らしく、ズルをして勝つようなことがない安定感。朝青龍が猛威を振るった時には、この人を超える力士は簡単に出てこないかと思っていたのですが、もはや朝青龍を超えたと言っても良いかもしれません。
前半は嘉風の猛ダッシュが良かったですね。前頭の力士が最後まで勝ち進むことは少ないですが、ともするとダレ気味な場所を引き締めてくれました。11日目に後退してしまったのが残念です。
あと、魁皇が幕内通算806勝、おめでとうございます。ギリギリではありますが今場所も勝ち越しを決め、地元の九州場所を盛り上げてくれました。
記録としては、幕内通算807勝の千代の富士が1位ですから、来年の1月には記録への挑戦が掛かってきます。こちらも楽しみに見て行きたいですね。
そして残念なニュースといえば、千代大海大関陥落でしょう。魁皇と並んで長期間大関を務めましたが、とうとう負けてしまいました。
負け越しが決まった朝青龍戦は見ていましたが、千代大海の強烈な押しをしっかりと受け止め、豪快に釣り出した朝青龍の姿勢には感動しました。ちょっと変化して白星を拾うような形ではなく、正々堂々と戦ったことに拍手を送りたい気持ちです。
来場所はこの千代大海、10勝して大関への復帰ができなければ引退すると発表しています。最近の状況を見ていると厳しいでしょうが、頑張って欲しいですね。