2012/05/14

tokaget2012-05-14

旅行の2日目、この日は朝から夜までツアーであちこち行ってきました。バス移動で一日を有意義に使えたので、これぞ旅行という気分を味わえましたし、総合的に満足しました。

忠烈祠

最初はここでの観光でした。日本で言う靖国神社のような感じで、革命戦争で命を落とした兵士、英霊を祭ってある場所だそうです。
ここでの観光のメインは、1時間ごとに行われる見張り兵士の交代式でした。門のところには2人の兵士が直立不動で見張りをしているのですが、決まった動きをして交代するわけです。
ここでは7人の兵士が続々と出てきて、独特の歩き方でまずは祠に行って国歌を歌い、門に戻ってきて交代する…というのが大きな流れでした。
兵士は大柄な人でないと採用されないそうで、規律の取れた動きは見ていて面白かったです。銃剣を投げ渡したりして、見た目も派手でしたし。写真もたくさん撮りました。
(参考:http://jp.taiwan.net.tw/m1.aspx?sNo=0003090&id=1795

故宮博物院

ここは外観の見物のみだったのですが、実際は中を見物すると半日から一日使う、大規模な場所だそうです。コレクションも豊富に揃っているとのこと。
門の様子も大がかりでしたし、パッと見の敷地面積も相当大きいように思いました。あと、植物を見ていて思ったのは、非常に背が高いヤシの木など、南国を思わせる木が多かったです。
尚、入口の近くにシーサーのような石像が左右にいたのが印象的でした。沖縄にはここから文化が流れて来ているんでしょうか。
(参考:http://www.npm.gov.tw/ja/visiting/exhibit/exhibit_03.htm

お茶セミナー

台湾ではとにかくお茶が生活の中心となっていることもあり、ツアーにもお茶の淹れ方について教えてくれるセミナーが組み込まれました。
「茶楽」というのが店名なのか「Tea house」のことなのか良く分かっていませんでしたが、何年物がどういう特徴があるとか、プーアル茶や東方美人茶などの種類について、淹れながら説明してもらいました。
もちろん、その後で試飲もしたのですが、個人的に良かったのは凍頂烏龍茶がシンプルで良く、あと東方美人茶は紅茶のような気品が感じられます。
この店ではありませんでしたが、お茶のお土産はたくさん購入しました。帰国してから配ったり自分でも飲んだりした結果、これは幾ら買っても買い過ぎということはないと思いましたね。
日本で買うより値段も内容も良かったので、暑い日でもアイスで飲むなど、毎日のおともに良さそうです。

中正記念堂

永康街散策を終えてから向かったのは、中正記念堂です。ここは蒋介石を祭っているのですが、他にも大きな劇場と音楽館があり、広場も大きいという屈指のイベント会場でもあるようです。
大きな正門をくぐると、まずは1階から周ります。ここでも丁度衛兵交代の時間が近かったため、4回にある蒋介石の巨大な銅像の前でスタンバイする人が多くいました。
この日は海軍の担当で、白い制服に身を包んだ衛兵が先ほどと同じく行進をしてきました。ただ忠烈祠と違って猛暑の屋外ではないので、こちらの方が楽そうだなぁと思ってしまいました。距離も短いですし。
さて、銅像がある4階の天井には国旗があります。左上が青地に白い太陽、残りが赤地の旗なのですが、これは革命の血の色と、自由を示す青空と白日ということだそうです。フランスもそうですが、革命があったところは「血の赤」を国旗に使うところが多いですね。
外に出てみると、下からの階段があります。これは蒋介石の数え年である90段とのこと。台湾では偶数の方が縁起が良いので、満89歳ではなく90を採用したようです。
(参考:http://www.taipeinavi.com/miru/15/

ショッピング

お土産屋に立ち寄ったのはこの日だけでも3回ほどあったのですが、どこも扱っているものは同じような感じでした。
食べ物ではお茶、パイナップルケーキ、カラスミなど。後は茶器、翡翠のアクセサリーなどを良く見ましたね。ただお菓子はお店自体が広いこともあり、各店オリジナルのお菓子を種類多く揃えていたりしました。多くは試食可能です。
更に「昇恒昌」という有名な免税店にも寄ったのですが、世界の名だたるブランド品が2割引き位で買えたりします。とはいえ元の値段が猛烈に高いので、ここで記念に…とまではいきませんでしたが。

九分散策

台北市内を離れ、バスで九分に向かいました。ここは坂の街で、バスがたどり着いた場所から海も見えました。あの向こうに沖縄がある…と思うと、何だか不思議な気分でした。
繁華街に行くと、細い通りの両側にさまざまなお店が並んでいました。どこもオープンで、内容がパッと目に入ってきます。芋団子やぜんざいなど食べ物の露店も多いのですが、この辺は名物の「臭豆腐」があるんですよね。初めてだったこともあり、慣れない匂いではありましたが、ハマると癖になるんでしょうね。
他には、とかく犬や猫が多かったです。ある階段のところで、猫が5匹も溜まっている箇所がありました。続々と集まって来ていましたね。先日の根津より遭遇数は多かったように思います。お店にも犬か猫のどちらかが看板娘(?)として座っていることが多かったですし。
映画「千と千尋の神隠し」にも使われたというモデルの場所にも行きました。派手な赤が使われた建物など、確かに映画でこんな町並みを観たような気がする、という感じは受けましたね。
(参考:http://jp.taiwan.net.tw/m1.aspx?sNo=0003091&id=290

維格餅家

ツアーの最後は台北市内に戻り、お土産を買いました。絶大な人気を誇るお菓子屋さんで、台南などからわざわざ買いに来てダンボールで何箱も買っていく人をたくさん見ました。
ここでは色々試食した末、他のお店と比べても一番良いパイナップルケーキだったと思いました。帰宅してから、お勧めである少し温めたものも試したのですが、これも良かったです。
バターをフランスから取り寄せたり、中身のペーストも研究に研究を重ねたもののようで、トップを走りながらも驕ることがない人気店のようですね。日本ではいまひとつマイナーなお菓子ですが、これなら他とも勝負できるのではないかと。
(参考:http://www.taipeinavi.com/shop/321/