2012/06/06

昨日の昼に、新しくできたものの行っていなかった「ラルケカンジュ(L’alkekenge)」に行ってみました。母の日に何もしていなかったので、例年と同じく食事に連れて行ったわけです。
この場所は以前「Bye Bye Blue」があって、ここも好きだったのですが残念ながら閉店。その居抜きを利用してオープンしたのが今年2月のことでした。
昼はコースが3種類。今回は真ん中の2100円コースを試してみました。前菜・スープ・メイン・デザート・ドリンクが表記されています。他、アミューズ・パン・小菓子もつくので、思うより品数も多いです。
全体的にはボリュームも申し分なく、個々の皿も丁寧に扱われていたように思いました。特に野菜の味がしっかり出ている料理が多かったのかなと。
そして埼玉では良くあることですが、とかくデザートのクォリティは高いです。最後に満足して帰ることができました。

アミューズ

メニューには載っていませんが、最初はアミューズとしてとうもろこしのムースが出ました。さつまいもチップスが乗っていましたが、少ししけていたような。ムースは塩味が強いものの、とうもろこしの風味が強くて楽しめました。
この後にパンも来ましたが、小麦の味が強くて単体でもおいしかったです。バターも良かったですね。

前菜

3種類とスープの中から選べます。スープは別につけたので、サーモンのクレープ包みのような料理にしました。薄切りサーモンとクリームチーズの外側をクレープで包み、ビネガーソースとピンクペッパーを添えています。
本体も脂っぽいかと想像しましたがあっさりしているので、思ったより軽く食べることができました。味に飽きたら酸味のあるソースをまぶす変化も加えられます。

スープ

グリーンピースとじゃがいもをベースにしたポタージュです。ラテアートのように、模様が可愛らしいのも特徴です。
前菜と同格であり、追加料金となるだけの価値がある一品でした。量も文句のつけようがありませんし、グリーンピースの味が強いのは嬉しいです。食べるスープといった感じでした。

メイン

肉料理の中から「アシ・パルマンティエ」というグラタン料理を選びました。ひき肉を下敷きに、マッシュポテトとチーズを乗せて焼き上げたものです。
マッシュポテトの出来が良くて、クリーミーでなめらかな食感でした。味付けはひき肉部分にデミグラスソースが丁度良いです。ポテトのきめが細かいので、最後まで熱々で食べられましたね。

デザート

好物のクレーム・ブリュレとバニラアイスのセットにしました。ブリュレは生地に紅茶の風味が利いており、ロイヤルミルクティーのような感じで甘みが強かったです。バニラアイスの風味も良かったですね。
上にパイと黒ゴマのチップスが乗っており、これも味のメリハリになって良かったかなと。

ドリンク

今回は普通にコーヒーを頼みましたが、エスプレッソやハーブティーを選ぶこともできます。
デザートと同時にはドリンクが来ないのですが、ここで小菓子がついてきました。シナモン風味が強く、レーズンも入ったフィナンシェはしっとりとして、コーヒーと非常に合う味でした。

その他の料理など

前菜のパテ・ド・カンパーニュはレバーの風味もかなりあるので、十分食事になり得ます。小食の人はこれだけでノックダウンされそう。
メインで本日の魚料理はソイのソテー。白ワインソースにバルサミコ酢を利かせたもので、実は味を見たものの中で最も好み。次に同じ料理が出ることはないかもしれませんが…。
デザートは黒板メニューでグレープフルーツの2色ゼリーがありました。ワインの煮切りを使った清涼感のある一品、ライチソルベとマンゴームースもついてバラエティに富んでいます。固定メニューでないのが勿体ないくらいでした。
因みに、甘いものが駄目な人でもデザートのカテゴリからチーズ盛り合わせが選べます。ワインにも合わせられそうですね。
(公式:http://www.facebook.com/lalkekenge