風林火山:勘助捕らわる

勘助の正体が宇佐美にバレていたことが判明した続きからです。
宇佐美に限らず、甲斐に山本勘助ありという話は諸国に耳ざとい者ならば知っていると宇佐美から聞かされた勘助。その時の宇佐美の解釈は、景虎の想いについてでした。
越後は一つにまとまる必要があり、勘助を宇佐美に預ければ、武田が越後に攻めて来るかもしれないという危機感を煽ることができる。そうして手を組む必要を訴えたわけですね。そして3度目に景虎が宇佐美の元を訪れた時、宇佐美は決心を固めました。
この時、景虎は鉄砲の百丁が届かねば勘助を殺すと釘を差します。それまでは牢に入れられる勘助。
甲斐では晴信の長男、太郎の元服式が行われていました。その太郎と話をしていた最中、晴信の母である大井夫人が倒れます。晴信が心配して母の元を訪れた時、勘助を助けるべきだと逆に諭されてしまうのでした。
景虎は宇佐美を得たことで、いよいよ越後の統一に取り掛かります。大きな課題の一つ、長尾政景の制圧を目指す景虎ですが、宇佐美は力で討伐するのではなく、計略でこちらの有利になるよう和議を結ぶのが良いと進言します。これが功を奏し、越後統一がなされました。
そして勘助が鉄砲で撃たれると思われたその時、景虎の元に鉄砲が届きます。景虎は約束どおり、勘助を助けたところで終了です。
宇佐美が渋くてカッコいいんですよね〜。さすがは緒形拳です。この大河ドラマを観ていて、これまであまり演技を見てこなかった役者をたくさん見られるのも「良かったところ」になりそうです。
それと、勘助が神仏ではなく人を信じるという考え方は、甲斐でも何度か出てきた話ですね。「国は人」という、晴信が何度か言っていたことです。
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