パパとムスメの7日間:総括

録画したはいいものの、結局観始めたのがつい最近というドラマでした。始まる前に新聞のテレビ欄に書いてあった評が面白そうだったので、とりあえず…という気分で。
あらすじとしては、大手化粧品会社で中間管理職を務める父親と、高校生の娘がとある事故により入れ替わってしまうというもの。それぞれの生活を通して、今まで見てこなかった世界や考え方を垣間見ることになります。
娘になってしまった父親の恭一郎は、学校に通うことになります。友人関係などに戸惑い、また娘が想いを寄せている先輩との関係も…。
一方、父親になってしまった娘の小梅は、現在手がけているプロジェクトのリーダーとして出勤しますが、社会人のイロハもわからないので「直帰」を「なおき?」と読んでしまったり、難しい状況に。
このドラマで見所となったのは、やはり「お互いの立場でないと気づけないことを言える」こと。特に、恭一郎が関わるプロジェクトはティーン向けのフレグランス開発だったため、正に自分の気持ちを考えながらアイディアを出していきます。
更に、会社で「御前会議」と呼ばれる社長レビューでも、大人しくして責任を背負わないようにするのがセオリーにも関わらず、小梅は自分の考えを訴えます。これが波乱を呼ぶことになるのですが、最後には思い切った行動と改革を評価されていました。
最終的には、当然二人は元に戻るのですが、以前よりはお互いを理解できて良好な関係を築けたのかな…という終わり方でした。
こういう「入れ替わりモノ」はハズレがありませんね。今回も、おっさん口調で喋る新垣結衣が新鮮すぎでした。しかしそれを上回ったのが、女子高生口調で喋る舘ひろし。アレはあらゆる意味で「必見」だと思いました。
近年観たドラマの中では、最高レベルの面白さで楽しめました。全7回と短かったのが残念ですが、またこういう作品に出会いたいものです。
(公式:http://www.tbs.co.jp/papa-musume7/