風林火山：信玄誕生

リツが勘助の娘として迎え入れられたところからです。リツは未だに勘助を慕っていましたが、しぶしぶといった感じで従うことにしました。
戦の方では、長尾の重臣である大熊を引き入れた武田軍が、長尾勢を減らすための兵を挙げるところでした。越後は雪に閉ざされていたため、景虎はすぐ挙兵できなかった上に、その後も激突にはならず長期戦となります。
この第三回川中島の戦いは、将軍から和議を結ぶよう両者への使者が来たことで決着しました。この時に晴信は和議を受け入れますが、代わりに信濃守護の地位を手に入れました。
これにより景虎が晴信に戦いを挑む大義名分はなくなるのですが、そこで関東管領の上杉憲政が、自分の位を景虎に譲る意思を告げました。景虎は位を引き継ぐ承諾を得るために、再度上洛することを決めました。
信濃守護となった晴信は、自らが出家する意思を勘助に告げます。勘助もそれに従います。晴信が出家したのを機に、勘助の他にも従った武将がいました。原や真田です。そして勘助も「道鬼」という名をもらい入道しました。
一方、戦もなく農作業をしながら家族で暮らしている平蔵は、武田を倒せないことに憤りを感じていました。宇佐美に会う機会に恵まれ、駿河にいる人物に会うよう促されるのですが…それは寅王丸。彼なら晴信の首を取れるだろうという企みが明らかになったところで終了。
この回は何と言っても、勘助のかわいさが良かったですね。リツとのやりとり、非常に微笑ましかったです。特に、最後で出家してから「お酒を捨ててしまいましょう」というリツに「少しなら良い」と自己弁護するところが。
「いっそ結婚しちゃえよ」と思った人も多いのではないでしょうか。
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