みゅーじん:第119回「神保彰」

いつもは観ない番組なのですが、番組予告で神保彰がピックアップされるとあっては、そりゃ観ないわけにはいかないでしょう。
もし彼をご存じない方のために、簡単に触れておきます。神保彰フュージョンロックグループ「カシオペア」の元ドラマー。1980年に慶応大学の在学中、カシオペアに加入しました。以来、日本でも屈指の技術を持ったドラマーとして知られています。
世界でも大活躍し、イギリスやアメリカのドラム雑誌でも大きく取り上げられるなどして「尊敬される日本人100」にランクインされるほどなのです。
今回は、そんな彼の音楽活動の様子を数日密着していくドキュメンタリーです。
まずは彼の代表的なパフォーマンスでもある「ワンマンオーケストラ」。ドラム1台でメロディーもリズムも行います。これは、パッドに予め音を仕込んでおいて、順番通りに叩くことでメロディーを出すというもの。その間もリズムキープしているので、いかに大変なことかがわかります。
今回はこれを映像で観られて嬉しかったですね。音楽だけだと、どうしてもカラオケに合わせて叩いているようにも聴こえるので。スティービー・ワンダーの「迷信」とか、音だけで聴いたことがあったものを演奏してくれたらもっと嬉しかったですが。
その他に、世界的に有名なドラマーとのセッション風景などで非常に楽しめました。
楽器は全てそうでしょうけれど、ドラムというのは特に個人差が出ると思います。ドラムセットで使用するパッドの数や種類、使い方など。CDだけだと気づかない部分も多いので、本当はこうして映像、もっと言えばライブで観るのが良いのですが…。
そういえば、彼はライブでも照明効果は使わずに明るくしておき、自分が何をやっているかハッキリ伝わるよう心がけているというコメントがありました。これも、自分の技量に自信があり、お客さんに楽しんで欲しいという思いが見えます。
そして最後に「太鼓の達人」をプレーさせられる彼の姿を観て、この放送を見て良かったと心から思いました。
(公式:http://www.tv-tokyo.co.jp/m-jin/