さいたま文学館に行きました

これは土曜日の話です。桶川にあるさいたま文学館で特別展を行うことを知り、今月15日までということで、妹と行きました。場所は桶川駅の西口から歩いてすぐということもあり、十分行ける距離だなと。

特別展:マンガ聖地巡礼inサイタマ☆ 〜文学VSマンガpart2〜

展示内容は埼玉県を舞台にした漫画を取り上げ、地域との繋がりを計る(と思われる)内容でした。
今の時期で言えば、人気の筆頭は「らき☆すた」。鷺宮神社へ多くのファンが「巡礼」したことから始まり、幸手市春日部市の経済効果にも大きく影響を与えた作品です。入り口にも御神輿が展示されていましたね。
桐製のストラップや、ファンが絵入りで作成したガイドブックも。つまりは同人誌なのですが、こういうものによって、原作のファンが地域に興味を持つ、という意味では町興しになるという思惑もあるでしょうね。
そして今回、特別展のタイトルにもあるとおり特に「聖地巡礼」について書かれていました。私の発想では、聖地巡礼するのはアニメや鉄道ファンという感じなのですが、ドラマのロケ地を訪れるのも「聖地巡礼」でしょうし、今やヲタだけのものではないんでしょうね。それを示す言葉がなかっただけで。
らきすた以外で気になったのは、ネギま麻帆良学園の概観は、深谷駅の駅舎をモデルにしたということでした。ネギつながりでしたか。
ちなみに、鉄腕アトムの紙芝居「史上最大のロボット」も展示してありました。これは浦沢直樹の作品「PLUTO」の原作であることは多くの人が知るとおり。
尚、アトムは新座市に住民登録されていますが、他にクレヨンしんちゃんの野原家は春日部市らきすたの柊家は鷲宮町に住民登録されています。

文学作品にも触れる

コミックとは全く関連しませんが、埼玉に縁のある文学作家・作品についての作品や愛用品の展示もあり、こちらも見て行きました。
田山花袋永井荷風が特に大きく取り上げられており、他にも20人くらいの作家の経歴をまとめていました。思えば、両者ともQMAで知ったという文学音痴の私。人同士の関連もわからず作品も知らず、一からのスタートではありましたが、楽しめたと思います。
図書館はこじんまりとしていましたが、蔵書として地元の古書店主がコレクションしていた田山花袋の作品数百点を置いていました。そのため、入り口で荷物を預かるというシステムでした。
帰る途中、「蒲団」くらいは読んだほうがいいかな…などと考える私でした。
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